営業人のためのデジタルマーケティング活用術Vol.2

第2回 BtoB企業のGoogle 広告

こんにちは、applemint 代表の佐藤です。
台湾で、デジタルマーケティングの会社の代表を務めています。

前回書いた『BtoBのデジタルマーケで大事なのは顧客とどこで接触するか』では BtoB の企業はデジタルマーケティングを行う場合、まずは Google 広告が無難というお話をお話ししました。

読んでいない方のために前回のブログを簡単に要約すると、BtoB 企業の製品やサービスを欲している人は Google 上に集まる傾向があるため、Google 広告を使って潜在顧客に接触できれば、効率よくリードが獲得できますよというお話でした。

今回のこのブログでは、BtoBの企業が Google 広告を行う上で知っておきたい3つのポイントをお話ししたいと思います。具体的には以下です:
1. 台湾にある日系BtoB 企業は果たして Google 広告をしているのか?
2. 台湾の日系BtoB企業の Google 広告の予算はどれくらいか?
3. Google 広告の費用対効果は?

私の会社は台湾にあるため台湾の事例をご紹介します。
日本や中国からこのブログをご覧の方は参考にならないと思うかもしれませんが、他社が教えてくれない予算や費用対効果など踏み込んだ話をするので、きっと何らかの役に立つと思います。

台湾にある日系BtoB企業は Google 広告をしているのか?
結論を言います。BtoBのIT 企業やソフトウェア企業以外は Google 広告をほとんどしていないと思います。
特にメーカーはほとんどしていない印象を受けます。

弊社ではBtoBソフトウェア企業とメーカー様の Google 広告の運用をしていますが、Google 広告の運用をすると、他にどんな競合がどんなキーワードに入札しているか確認できます。

例えば私が CRM のソフトウェアを販売しているBtoBの会社だとします。当然、「CRM」というキーワードが検索された時に広告を出したいと考えます。その後「CRM」というキーワードを設定して広告を投稿すると、他にどんな企業が「CRM」というキーワードで検索広告をしているかわかるということです。

IT企業やソフトウェア企業が Google 広告をするキーワードは、通常競合が5社以上同時に広告しているケースが多いのに対して、メーカー様が設定しているようなキーワードは他社が2-3社ほどのみです。

つまり、多くのメーカーさんは Google 広告に消極的ということです。
コロナウイルスを経て、2020年後半から2021年3月現在までに Google 広告を始めたメーカーさんは少し増えた印象を受けますが、未だに少数と思います。

台湾の日系BtoB企業の Google 広告の予算はどれくらいか?

では実際に Google 広告を台湾で行なっている日系企業は毎月どれくらい広告予算をかけているのでしょうか?
結論を言うと大体10万元前後 (台湾ドル) の会社が多いと思います。

弊社では以前有償ツールを使って某有名日系企業の Google 広告予算を予測いたしました。
その結果、10万元から多くて15万元ほど使っていることがわかりました。

また、弊社のBtoBの顧客も毎月10万元ほどの広告予算を使っています。10万元を予算のベンチマークとして考えている企業は多いです。

IT企業は競合が多いため、広告予算は15万元ほどが目安となっています。
一般に、Google 広告や Facebook 広告などのウェブ広告は入札制度のようになっていて、入札する企業が多ければ多いほど広告の単価が上がり、それに合わせて広告予算を多くかける企業も増えます。

Google 広告の費用対効果は?

商品やサービスの単価によりますが、10万元もかければ、BtoBの企業は毎月一定のリード数は取れると思います。
例えば弊社が以前お手伝いした日台のインバウンドコンサルティング会社様は、1件当たり5,000元ほどでリードが獲得できていました。

サブスク型のソフトウェアを販売する会社さんは毎月15万元ほどの広告予算で20-30件ほどのリードを獲得しています。
もちろん、全ての会社が同じような結果になるわけではありませんが、きちんとランディングページやウェブサイトを整えて、きちんと Google 広告を設定すればリードは獲得できると思います。

ただし、知名度が低い会社は Google 広告を始めても最初の数ヶ月はリードを獲得するのが困難な場合が多いです。それはなぜかと言うと、知名度が低い企業は単純にみなさんわからないので、お問い合わせをするのが怖いのです。

ではどうすればいいか?この時に役に立つのがコンテンツです。このコンテンツについては次回お話をしたいと思います。

まとめ
いかがでしたでしょうか?
台湾で Google 広告をする際に知っておきたい2021年現在の現状や他社の広告予算、費用対効果が結構クリアになったのではないでしょうか?
台湾でGoogle 広告を行うメーカー様はまだまだ少数なので、今行えば結構チャンスかもしれません。
具体的にいくらぐらい費用をかければいいかというと、大体10万元ほどをかけている会社が多いです。

進出間もない知名度が低いような会社様ですと、最初の数ヶ月はGoogle 広告は効果が出ないかもしれません。
その理由は、ユーザーは自分の知らない会社に連絡しづらいためです。そんな時にやるといいのがコンテンツです。

ということで次回はコンテンツマーケティングや、コンテンツついてお話をしたいと思います!


佐藤峻 プロフィール

国際基督教大学教養学部教育学科卒。

國立政治大學國際經營管理英語修士(ビジネススクール)修了。


新卒後メーカー勤務を経て、外資系広告代理店WPP マーケティングコミュニケーションズ合同会社入社(現Wunderman Thompson Japan)

その後、台湾の日系広告代理店を経て、2017年にデジタルマーケティングの会社 applemintを台湾で起業。

外部からの出資0、人脈なし、営業経験なしから現在までに40社以上の台湾プロモーションを担当。

手がけた業種はBtoC、DtoC、BtoB、アパレル、コスメ、ホテル、ジュエリー、機械メーカーと多岐にわたる。


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