営業人のためのデジタルマーケティング活用術Vol.3

第3回 【新規市場参入BtoB企業の生き残り】コンテンツマーケティング ~前編~

こんにちは、applemint 代表の佐藤です。
台湾でデジタルマーケティングの会社の代表を務めています。

今朝、睡眠の質を上げるために枕を変えようと思い、Google で「枕」「肩こり」と検索したら寝具メーカーの西川社のコンテンツが1ページ目の1番上に表示されて感心しました。

これはなぜ起きたかというと、寝具メーカーの西川社が適切なコンテンツを書いて、SEO 対策をしたからに他なりません。
恐らく西川社は「枕」「肩こり」という検索からウェブサイトに月数百の流入があり、その中には当然枕の購入者がいます。

特筆すべきなのは、これは広告ではないので、西川社は広告費を一切かけずに、毎月安定して枕の購入者がいるという事です。

このような事例を聞いて、多くの方は「よし!SEO をしよう!コンテンツを書こう!」と思うのですが、色々説明を聞くと結局多くの企業が行いません…
それはなぜでしょうか?

今回は SEO やコンテンツマーケティングについて2回に分けてお話をしたいと思います。
前編のブログでは SEO の簡単な説明と、なぜ多くの企業が結局 SEO をしないのか説明をしたいと思います。

後編では実際にSEO 対策をしたらどんな効果があるのかまでお話ししたいと思います。私はコンテンツや SEO は新たに市場へ参入した会社に特に有効的だと思っているので新規市場参入社は要チェックです!

なぜ多くの企業は結局SEOをしないのか? (コンテンツを書かないのか?)

まず、最初にお伝えしたいことがあります。多くの方は SEO と聞くとウェブサイトの内部を最適化する事だと思っています。内部最適化は SEO のお仕事の一部ですが、現代の SEO はコンテンツありきです。

ここでいうコンテンツとは主にブログコンテンツや動画コンテンツを指します。
つまり、現代の SEO はブログや動画を作らなければいくらウェブサイトの中身をいじくっても、多くの場合1ページ目に表示されないということです。SEO = ブログ執筆/動画制作と思って頂いてもそんなに誇張ではありません。

ここまで説明したところで本題に入ります。なぜ多くの企業がブログの執筆 (SEO) を行わないのか?理由は主に3つあります。

1. 短期的な費用対効果が悪い
2. 効果が保証されない
3. 面倒

一つ一つ説明します。 SEO はなぜ短期的な費用対効果が悪いかというと、ブログを執筆したからといって、ウェブサイトへの流入数が急に増えるわけではないからです。
当然「いいブログ」を書かなければ検索結果で1ページ目に表示されません。ここでいう「いいブログ」とは Google がいいと考えるブログです。Google はこの「いいブログ」の定義を公開しないため、デジタルマーケティングの会社はあの手この手で仮説を立てて、いいブログを書こうとします。

当然、SEO を専門としていない一般の会社は「いいブログ」が何か知らないので、自分達でブログを書けません。すると、必然的に SEO の会社に SEO のブログコンテンツを依頼することになります。

しかし、このブログコンテンツの執筆って高いんですね。みなさんの周りに「ブログ始めました!」って言って、3ヶ月ぐらいで止めた人を見たことがありませんか?ブログ執筆ってみんな時間がかかって面倒だから止めちゃうんです。

時間がかかるサービスは当然その分高いです。しかし時間とお金をかけてコンテンツを執筆したからといって、結果は保証されません。なぜなら Google はいいブログの定義を公開しないからです。

ここまでの流れをまとめるとこうです:

1. SEO したい → 2. 自分達で出来ないから業者に頼む →3. 業者に頼むと高い!しかも頼んでもウェブサイトへの流入は保証されない→ 4. じゃー自分達でやってみようか→ 5. 無理だ…面倒臭すぎる → 6. やらない or Google 広告でいいや

これが多くの企業が SEO 及びコンテンツを執筆しない理由です。ご興味いただけましたら、後編もご期待いただければと思います。


佐藤峻 プロフィール

国際基督教大学教養学部教育学科卒。

國立政治大學國際經營管理英語修士(ビジネススクール)修了。


新卒後メーカー勤務を経て、外資系広告代理店WPP マーケティングコミュニケーションズ合同会社入社(現Wunderman Thompson Japan)

その後、台湾の日系広告代理店を経て、2017年にデジタルマーケティングの会社 applemintを台湾で起業。

外部からの出資0、人脈なし、営業経験なしから現在までに40社以上の台湾プロモーションを担当。

手がけた業種はBtoC、DtoC、BtoB、アパレル、コスメ、ホテル、ジュエリー、機械メーカーと多岐にわたる。


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