営業人のためのデジタルマーケティング活用術Vol.4

第4回 【新規市場参入BtoB企業の生き残り】コンテンツマーケティング ~後編~

こんにちは、applemint 代表の佐藤です。
台湾でデジタルマーケティングの会社の代表を務めています。

前編では SEO についての簡単な説明と、企業がなぜ SEO をしないのかというお話をしました。後編の今回は実際に SEO を行なったらどんな効果があるかという説明をしたいと思います。

前編からの繰り返しになりますが、私はコンテンツや SEO は新たに市場へ参入した会社に特に有効的だと考えているため、新規参入する会社は要チェックです!

【SEO の効果】知名度が少ない企業こそ SEO を行う理由

多くの企業が SEO を諦めるなか、一部の企業は覚悟を決めて SEO をします。
弊社がそうです(笑)
なぜ弊社は SEO をしたかというと、台湾で起業した4年前、単純に広告をするお金がなかったためです (苦笑)
また、SEO のサービスを提供する会社自身がSEO をできないと恥ずかしいと思ったのも理由の一つです。

ブログは2017年からほぼ毎週執筆し、今までに 各回3,000 – 4,000字のブログを200回以上書いています。2019年の後半からは本格的に動画コンテンツを作り始め、Youtube にも毎週動画をアップしています。

結果はどうなっているかというと、弊社のような知名度0からスタートした会社が4年目には広告を使わずに毎週コンスタントにリードが獲得できています。多い週では毎日リードを獲得しています。

弊社がお手伝いをしている台湾のカラダファクトリーさんも2019年から、こまめにコンテンツを書いて Google の自然検索から毎週コンスタントに予約が入っています。これらの予約にかかった費用は0です(執筆時間のみ)

多くの方は広告費をかけてウェブサイトにトラフィックを流入させれば、ユーザーはウェブサイト内で自社商品やサービスに対して知識を得ると考えています。
残念ながら、最近のユーザーの傾向を見ると、どうやらユーザーはウェブサイトに入ってもあまり滞在しないことがわかってきました。(LPは例外です。)

私は、スマートフォンの普及によって、人々の集中が散漫になっていることが影響していると考えています。スマートフォンによって一つのコンテンツから次のコンテンツへ移動する時間が早くなり、結果的に一つの場所にじっとしていられないということです。

しかしながら、ブログコンテンツについては、例外的に滞在時間が比較的長いです。考えられる理由として、人々が Google で能動的に情報を取りに行って、検索結果で上位に表示されたコンテンツを見ているからと思われます。

要するに、ウェブサイトは思ったより読まれないけれど、ブログなどのコンテンツは比較的読まれるということです。

コンテンツマーケティング/SEO をやる上での注意点

私は、ウェブサイトは履歴書のようなものだと思っています。人々が購入するプロセスを就活に例えると、企業が広告費をかける事は自社の履歴書を多くの見込み客に見せる事と同じだと思っています。

しかし履歴書だけで人を判断するのは難しいように、ウェブサイトだけで商品やサービスを判断するのは難しいです。
そこで見込み客は情報を補充しようとします。

ブログコンテンツや動画コンテンツが商品やサービスの教育に貢献するのはこのためではないでしょうか?
コンテンツマーケティング及びSEO は必ずと言っていいほど、短期的に結果が出るものではありません。少なくとも半年から1年間は地道にやり続ける必要があります。継続すれば後でボディブローのように効いてきます。

ただ、多くの方はウェブマーケティングを魔法のように勘違いしていて、やればすぐに売上が上がると思っています。今一度ウェブマーケティングに関して、長期的な目線でコンテンツを作るという選択肢も考えられてみてはいかがでしょうか?

特に新規参入される会社は、最初は広告費をかけられないと思います。広告費をかけずに露出を増やすためにコンテンツ制作を始めから念頭に入れてみてもいいかもしれません。


佐藤峻 プロフィール

国際基督教大学教養学部教育学科卒。

國立政治大學國際經營管理英語修士(ビジネススクール)修了。


新卒後メーカー勤務を経て、外資系広告代理店WPP マーケティングコミュニケーションズ合同会社入社(現Wunderman Thompson Japan)

その後、台湾の日系広告代理店を経て、2017年にデジタルマーケティングの会社 applemintを台湾で起業。

外部からの出資0、人脈なし、営業経験なしから現在までに40社以上の台湾プロモーションを担当。

手がけた業種はBtoC、DtoC、BtoB、アパレル、コスメ、ホテル、ジュエリー、機械メーカーと多岐にわたる。


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