Vol.12 フォントについて

こんにちは。ワンダースター株式会社の竹内です。
今回はフォント(書体)についてご紹介します。

デザインの現場では主に画像やイラストと一緒に当然ながら文字も使用されます。
文字を使用する際には、作るデザインに合った、最適な大きさや色、書体を選ぶことで完成されたデザインとなります。

書体と言うと書道の世界で使用される、楷書や行書、隷書などといったものを指すこともありますが、WEBやデザインの現場ではまず大きく分けて以下の2つに分類されます。

①ゴシック体(san-serif)

文字にserlf(装飾)が無いものがゴシック体となります。“san”はフランス語で”~が無い“を意味しますので、san-serif=飾りが無い書体となります。
例えば、以下の営業人という文字では、 “はらい”や、“とめ”などの部分に、飾りがなく、線の太さに強弱がなく基本的に同じ太さとなるのが特徴です。

②明朝体(serif)

飾りがないゴシック体に対して、飾りがある書体は明朝体と呼ばれます。
以下のように、 “はね”の部分や、横線の右端、“はらい”の末端など、さまざまな箇所にコブのような飾りがあるのが明朝体となります。

デザインの現場では非常に多くの書体が使用されますが、筆記体や手書きなどを除くと、基本的にはこの2つ書体の系統に区別されます。

では、どういった場合に明朝体とゴシック体を使い分けるのが良いでしょうか。

これには明確な正解はありませんが、それぞれのフォントには以下のような特徴がありますので、特徴を生かした使い方をすることでより良いデザインに仕上がります。

≪ゴシック体の特徴≫
・太さが均一のため、視認性が高い。遠くから見てもすぐに文字として認識できるため、看板やWEBページのタイトルや、目立たせたい、すぐに認知させたい文字として最適です。
外的環境によって文字がつぶれやすい等の状況(例:風でなびく旗やのぼり。モニターやその他デジタルデバイスの影響下での文字のつぶれ等)でも視認性が高くなります。
上記の理由などから、説明資料やプレゼン資料など、読みやすさなどを重視する場合には、ゴシック体が使用されるケースが多いようです。

≪明朝体の特徴≫
・文字に強弱や飾りがあるため、文字自体の印象も強くなる傾向があります。
そのため、太さが同じシンプルなゴシック体よりも文字自体のインパクトが強くなります。明朝体は、筆で描いたような文字であることから、優雅、古典的、和風、正式、といった印象を与えることができます。
一方で、ゴシック体とは逆に文字がつぶれたり歪んだりしやすい環境下では視認性が落ちます。
視認性ではゴシック体が高いのに対して、明朝体は文字に強弱があることで、長文などでは読みやすさがゴシック体よりも優るようです。したがって、紙媒体など、安定して読ませることができる状態では、教科書や契約書など長い文章が使われる書面などでは利用されることがあります。

今回は以上となります。
次回は具体的なフォントなどをご紹介できればと思います。


竹内 光 プロフィール

ワンダースター株式会社 代表取締役
上海良星造想信息技術有限公司 総経理

2004年 京都市立芸術大学構想設計専攻卒業 2007年 WEB制作会社、広告会社のWEB関連の業務経験を経て独立。 2009年 中国(上海)に上海良星造想信息技術有限公司を設立。 2014年 日本(東京)にワンダースター株式会社を設立。 企業向けのWEBマーケティングのコンサルティング業務を中心に中国、日本で活動している。


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