Vol.64 交渉学を学ぶ意義とNPO法人日本交渉協会の使命『交渉学ノススメ』より 安藤雅旺
交渉とは、ズルいものでも怖いものでもありません。限られた資源を奪い合うのではなく、むしろ大きく育てていく創造的なスキルです。自分と交渉相手、社会とをつなぎゆたかにする、これからの時代の交渉学を知ってみませんか。この番組では、対談形式で身近な事例から交渉の真の価値を皆さまにお伝えしていきます。
交渉学を学ぶ意義とNPO法人日本交渉協会の使命『交渉学ノススメ』より 安藤雅旺
2024年最後の回となる今回。改めて「交渉学を学ぶ意義」と「NPO法人日本交渉協会のミッション」を振り返り、ご紹介しています。また、来年からはPodcastも新しい体制でお届けする予定です。2025年もよろしくお願いいたします。
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【TODAY’S TOPICS】
◎交渉学を学ぶ意義
・交渉には、信頼関係をベースに協力する、双方の利害をうまく調整する、お互いの問題を協力して解決するなど、プラスの側面も多い。
・ゼロサムの相互不信の哲学に立つと共倒れになる。そこで求められるのが「燮(やわらぎ)の交渉」。
・交渉学はその人の生き方、他者や社会への関わり方を学ぶ交渉道とも言える学問。
◎NPO法人日本交渉協会の使命
・事業目的は『仁の循環・合一の実現』とし、交渉力向上のための教育事業を推進。
・「交渉アナリスト資格制度」を創設し運営。
・互恵中心・自他利益の最大化、志中心・共通目的目標の実現に導いていく交渉者の養成。
◎交渉アナリストの役割
・3つの理念(イーコールパートナーシップ、燮の交渉、統合型交渉)を礎とする。
・対立を両立に変える合意形成の実践。
・異質なものの結合による新たな価値創造の実践。
・他者との間に壁をつくるのではなく橋を架ける/ネゴシエーターというよりブリッジビルダー。
お聞きいただきありがとうございました。
交渉学についてより詳しい内容をお知りになりたい方は、
「交渉アナリスト」のサイトをご覧ください。
◎伝える人:安藤雅旺(あんどうまさあき)・株式会社トランスエージェント代表取締役。NPO法人日本交渉協会代表理事。「仁の循環・合一の実現」を理念に、交渉力協働力向上支援事業、BtoB営業マーケティング支援事業などを展開している。
著書:『心理戦に負けない極意(共著)』PHP出版・『中国に入っては中国式交渉術に従え!(共著)』日刊工業新聞社・『交渉学ノススメ(監修)』生産性出版・『論語営業のすすめ』生産性出版
◎聞く人:星野良太・人まず株式会社代表。コピーライター・講師。声の対談メディアWorkTeller主催。
著書:「コロナ時代に、オンラインでコーチングをはじめてみた。」
【運営】
日本交渉学協会/高い交渉力を持ち社会に貢献できる人物を「交渉アナリスト」資格として認定する活動や、交渉力向上に役立つ情報発信、企業や大学、行政機関での交渉力普及のための研修コンテンツの提供などを実施。
【関連資格】
交渉アナリスト/MBAレベルの交渉学の知識と交渉技術を兼ね備えた、交渉の実践者を認定する資格。