Vol.108 「Why?」を多用しない親子コミュニケーション 加藤有祐
 
 
交渉とは、ズルいものでも怖いものでもありません。限られた資源を奪い合うのではなく、むしろ大きく育てていく創造的なスキルです。自分と交渉相手、社会とをつなぎゆたかにする、これからの時代の交渉学を知ってみませんか。この番組では、対談形式で身近な事例から交渉の真の価値を皆さまにお伝えしていきます。
Vol.108 「Why?」を多用しない親子コミュニケーション 加藤有祐
今回のトレードオンの交渉学は日本交渉協会理事の加藤氏をお迎えして「『Why』を多用しない親子コミュニケーション」をテーマにお届けします。親から子どもへの問いかけ方法に注目し、「Why」ではなく「What」の使用のススメを解説いただきました。
子どもが何か問題や悩みなどを抱えたときに、その解決のため「なぜなの?」「どうして?」など親はその理由や背景をまず問いがち。ただ、この姿勢は子どもにプレッシャーを与え、状況が好転しないことも。子どもを動かすために、「Why」に代わる「What」を用いたコミュニケーション術をご紹介します。子どもの対話力を高め、親子関係を深める問いかけを学べる内容です。
◎加藤有祐氏のご経歴
日本交渉協会理事/一部上場企業 子会社 代表取締役社長 兼 CEO
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【TODAY’S TOPICS】
◎「Why」と子どもに問いかける(=理由や背景をたずねる)のが好ましくない理由
・責められたり追い詰められたりしてるように感じる。
 その結果かえって正直に話しづらくなることも。
→「Why」ではなく「What」で問いかける(=事実や状況をたずねる)質問を
◎「Why」と「What」を多用したコミュニケーションの違いの実践例
・宿題を促すときに「今日の宿題は何?」「何が難しい?」など
・回答のしやすさ・プレッシャーが異なる
→大切なのは目線を子どもと合わせて話しやすい形をつくること
◎「Why」を減らすコツ
 1.なぜと聞くのを呑み込む
 2.Whatに置き換える練習を
◎「What」の問いかけは子どもの対話力・親子関係の向上につながる
お聞きいただきありがとうございました。
交渉学についてより詳しい内容をお知りになりたい方は、
「交渉アナリスト」のサイトをご覧ください。
◎伝える人:安藤雅旺(あんどうまさあき)・株式会社トランスエージェント代表取締役。NPO法人日本交渉協会代表理事。「仁の循環・合一の実現」を理念に、交渉力協働力向上支援事業、BtoB営業マーケティング支援事業などを展開している。
著書:『心理戦に負けない極意(共著)』PHP出版・『中国に入っては中国式交渉術に従え!(共著)』日刊工業新聞社・『交渉学ノススメ(監修)』生産性出版・『論語営業のすすめ』生産性出版
◎聞く人:星野良太・人まず株式会社代表。コピーライター・講師。声の対談メディアWorkTeller主催。
著書:「コロナ時代に、オンラインでコーチングをはじめてみた。」
【運営】
日本交渉学協会/高い交渉力を持ち社会に貢献できる人物を「交渉アナリスト」資格として認定する活動や、交渉力向上に役立つ情報発信、企業や大学、行政機関での交渉力普及のための研修コンテンツの提供などを実施。
【関連資格】
交渉アナリスト/MBAレベルの交渉学の知識と交渉技術を兼ね備えた、交渉の実践者を認定する資格。
 
 
 
 
 




