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人をつなぐ、未来をつなぐ。 トレードオンの交渉学

Vol.10 交渉学の原理⑦「脅し防衛の原理 後編(達観)」

交渉とは、ズルいものでも怖いものでもありません。限られた資源を奪い合うのではなく、むしろ大きく育てていく創造的なスキルです。自分と交渉相手、社会とをつなぎゆたかにする、これからの時代の交渉学を知ってみませんか。この番組では、対談形式で身近な事例から交渉の真の価値を皆さまにお伝えしていきます。


交渉学の原理⑦「脅し防衛の原理 後編(達観)」

藤田正先生の交渉に関する原理を数回にわたりお伝えしています。
藤田先生は、前回ご紹介した「狂狷の士」以外にももう一つ、「達観せよ」と言っています。
今回は「達観」について、老子の言葉や徳川慶喜の姿勢とともにご説明します。

▼中国大陸からアクセスされている方はこちらからお聴きください。

▼中国大陸以外からアクセスされている方は下記サイトよりお聴きください。

【TODAY’S TOPICS】

・ロバート・リンガーの提唱する2つの達観的手法
→「アイスボールの理論」いずれ地球が一つの氷の玉になる将来を想い、今受けているおどしを相対化する
→「30年の理論」今後働く期間の有限性を想い、取り分を得る時期を早める動機とする
・脅しに対する老子の考え方
「疾風はものすごい音を立てるが、朝吹き出した風が1日中吹き荒れることはない。にわか雨や夕立もものすごい音を立てて降りしきるがやがては止むのである。これをつかさどっているのが天地である。天地でさえ大音を発することは短い時間しかできない。まして微力の人間においては、人を驚かすようなことを再三繰り返すことはできない」
・老子が孔子に送ったとされる言葉
「聡明で洞察力に富んでいながら死の危険にさらされるものがいるが、それは他人を批判しすぎるからである。雄弁かつ博識でありながら、その身を危うくする人がいるがそれは他人の悪をあばくからである。社会の関係の中で生きていく者は自己主張を控えねばならない」
・国のためを想い、達観の交渉を実践した徳川慶喜の事例

【INFORMATION】

12月9日 BS11「偉人・敗北からの教訓」に交渉協会代表理事である安藤が出演します。


交渉学についてより詳しい内容をお知りになりたい方は、
「交渉アナリスト」のサイトをご覧ください。

◎伝える人:安藤雅旺(あんどうまさあき)・株式会社トランスエージェント代表取締役。NPO法人日本交渉協会代表理事。「仁の循環・合一の実現」を理念に、交渉力協働力向上支援事業、BtoB営業マーケティング支援事業などを展開している。
著書:『心理戦に負けない極意(共著)』PHP出版・『中国に入っては中国式交渉術に従え!(共著)』日刊工業新聞社・『交渉学ノススメ(監修)』生産性出版・『論語営業のすすめ』生産性出版

◎聞く人:星野良太・人まず株式会社代表。コピーライター・講師。声の対談メディアWorkTeller主催。
著書:「コロナ時代に、オンラインでコーチングをはじめてみた。」

【運営】
日本交渉学協会/高い交渉力を持ち社会に貢献できる人物を「交渉アナリスト」資格として認定する活動や、交渉力向上に役立つ情報発信、企業や大学、行政機関での交渉力普及のための研修コンテンツの提供などを実施。

【関連資格】
交渉アナリスト/MBAレベルの交渉学の知識と交渉技術を兼ね備えた、交渉の実践者を認定する資格。


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