Vol.65 夫婦と交渉 ライシャワー夫妻の関心事
交渉とは、ズルいものでも怖いものでもありません。限られた資源を奪い合うのではなく、むしろ大きく育てていく創造的なスキルです。自分と交渉相手、社会とをつなぎゆたかにする、これからの時代の交渉学を知ってみませんか。この番組では、対談形式で身近な事例から交渉の真の価値を皆さまにお伝えしていきます。
夫婦と交渉 ライシャワー夫妻の関心事
2025年もよろしくお願いいたします。今回は、ご夫婦ともに交渉アナリスト1級会員である谷口則彦氏(日本交渉協会幹事)、谷口陽子氏にお話いただいています。本Podcastでも過去「#44夫婦と交渉」で登場いただきましたが、今回のテーマは私たち交渉アナリストとも関係の深い「ライシャワー夫妻の関心事」についてです。どうぞお聞きください。
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【TODAY’S TOPICS】
◎ハル・ライシャワーについて
・情報が少ないが、夫エドウィン・ライシャワーとともに大きな役割を担っていた可能性
・「戦前戦後を通じて、ハルほど成功し愛され、アメリカ外交に役立った大使夫人はいない」(「ライシャワー大使日録」より)
・1961年にエドウィンが都道府県を初訪問した際、人々がハルの不在を残念がったというエピソード
・戦前・戦中・戦後という過酷な時代に、自らの道を切り拓いた女性への関心
◎ハル・ライシャワーに関する書籍
・『ハル・ライシャワー』上坂冬子 講談社+α文庫
ハルの生い立ち、エドウィンとの出会い、駐日大使夫人時代やその後の生活について紹介
・『二つの祖国で』石村澄江 あさを社
「国際社会に貢献したい」という夢を抱き、戦時・戦後の厳しい環境を生き抜いた姿が描かれる
・『国際社会で活躍した日本人』植木武 弘文堂
国際舞台で活躍した13人の日本人のうちの1人としてハルが紹介されている
◎今回至った仮説
・エドウィンとハルは知り合う前から、同じ関心事を持っていたのではないか
・出発点は違えど、共通の関心事が二人を結びつけたのではないか
お聞きいただきありがとうございました。
交渉学についてより詳しい内容をお知りになりたい方は、
「交渉アナリスト」のサイトをご覧ください。
◎伝える人:安藤雅旺(あんどうまさあき)・株式会社トランスエージェント代表取締役。NPO法人日本交渉協会代表理事。「仁の循環・合一の実現」を理念に、交渉力協働力向上支援事業、BtoB営業マーケティング支援事業などを展開している。
著書:『心理戦に負けない極意(共著)』PHP出版・『中国に入っては中国式交渉術に従え!(共著)』日刊工業新聞社・『交渉学ノススメ(監修)』生産性出版・『論語営業のすすめ』生産性出版
◎聞く人:星野良太・人まず株式会社代表。コピーライター・講師。声の対談メディアWorkTeller主催。
著書:「コロナ時代に、オンラインでコーチングをはじめてみた。」
【運営】
日本交渉学協会/高い交渉力を持ち社会に貢献できる人物を「交渉アナリスト」資格として認定する活動や、交渉力向上に役立つ情報発信、企業や大学、行政機関での交渉力普及のための研修コンテンツの提供などを実施。
【関連資格】
交渉アナリスト/MBAレベルの交渉学の知識と交渉技術を兼ね備えた、交渉の実践者を認定する資格。