Vol.69 価値交換型交渉の実践例(売買交渉) 加藤有祐
交渉とは、ズルいものでも怖いものでもありません。限られた資源を奪い合うのではなく、むしろ大きく育てていく創造的なスキルです。自分と交渉相手、社会とをつなぎゆたかにする、これからの時代の交渉学を知ってみませんか。この番組では、対談形式で身近な事例から交渉の真の価値を皆さまにお伝えしていきます。
価値交換型交渉の実践例(売買交渉) 加藤有祐
今回はゲストに日本交渉協会理事の加藤氏をお迎えし、「価値交換型交渉の実践例」についてお話を伺います。今後、現場で活用できる交渉学について毎月定期的にお話いただく予定です。
◎加藤有祐氏のご経歴
日本交渉協会理事
株式会社Agoop 代表取締役社長 兼 CEO
▼中国大陸からアクセスされている方はこちらからお聴きください。
▼中国大陸以外からアクセスされている方は下記サイトよりお聴きください。
【TODAY’S TOPICS】
◎価値交換型交渉とは
お互いのニーズや優先度の違いに着目し、それぞれが望む価値を「交換」しながら満足度を高める交渉手法。「奪い合い型」ではなく「共にメリットを得る」考え方がポイント。
事例:ソフトウェアの長期契約問題
◎価値交換型交渉の鍵となる発想
・相手の立場に立って考える
・価値の幅を広げる
・貢献視点の重要性
◎上司が部下にできるアドバイス
・俯瞰した視点から「相手の立場で考えた時に何があれば合意できるか」を問いかける
・「条件を死守せよ」と圧をかけるより、相手側の事情を理解する思考を促す方が結果的に有益
◎まとめ・学び
価値交換型交渉のポイントは「相手の立場」「お互いのニーズの洗い出し」「相手に提供できる貢献価値」。組織内外のあらゆる交渉や調整に応用できる考え方として、まずは小さな場面で実践してみると良い。
お聞きいただきありがとうございました。
交渉学についてより詳しい内容をお知りになりたい方は、
「交渉アナリスト」のサイトをご覧ください。
◎伝える人:安藤雅旺(あんどうまさあき)・株式会社トランスエージェント代表取締役。NPO法人日本交渉協会代表理事。「仁の循環・合一の実現」を理念に、交渉力協働力向上支援事業、BtoB営業マーケティング支援事業などを展開している。
著書:『心理戦に負けない極意(共著)』PHP出版・『中国に入っては中国式交渉術に従え!(共著)』日刊工業新聞社・『交渉学ノススメ(監修)』生産性出版・『論語営業のすすめ』生産性出版
◎聞く人:星野良太・人まず株式会社代表。コピーライター・講師。声の対談メディアWorkTeller主催。
著書:「コロナ時代に、オンラインでコーチングをはじめてみた。」
【運営】
日本交渉学協会/高い交渉力を持ち社会に貢献できる人物を「交渉アナリスト」資格として認定する活動や、交渉力向上に役立つ情報発信、企業や大学、行政機関での交渉力普及のための研修コンテンツの提供などを実施。
【関連資格】
交渉アナリスト/MBAレベルの交渉学の知識と交渉技術を兼ね備えた、交渉の実践者を認定する資格。