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人をつなぐ、未来をつなぐ。 トレードオンの交渉学

Vol.59 交渉学の名著紹介「しぐさと表情の心理分析」

交渉とは、ズルいものでも怖いものでもありません。限られた資源を奪い合うのではなく、むしろ大きく育てていく創造的なスキルです。自分と交渉相手、社会とをつなぎゆたかにする、これからの時代の交渉学を知ってみませんか。この番組では、対談形式で身近な事例から交渉の真の価値を皆さまにお伝えしていきます。

交渉学の名著紹介「しぐさと表情の心理分析」

交渉学に関する名著を紹介します。今回扱うのは明星大学元教授、工藤力氏による「しぐさと表情の心理分析」です。工藤氏は「表情分析入門」(ポール・エクマン)の翻訳も手掛けられ、表情分析・ボディランゲージなどの研究における第一人者でした。「無意識の合図」ともいわれるしぐさについて、同書をもとにさまざまな研究結果をご紹介します。

▼中国大陸からアクセスされている方はこちらからお聴きください。

▼中国大陸以外からアクセスされている方は下記サイトよりお聴きください。

【TODAY’S TOPICS】

◎襲われやすさの動作分析/ホフストラ大学ベティ・グレイソン教授
下記特徴のある人は襲われやすい
・歩く際の歩幅が長すぎるか短すぎる
・足を引きずるように歩く
・足の動きと腕の振りが合わない歩き方をする
・腕を体に触れさせず、ふらつかせながら歩く

◎待ち合わせで見られる行動の分析/工藤教授
・待ち合わせ時刻の2分~4分後→探索活動
・同じく2分~4分後→姿勢の変化
・待ち合わせ時刻の4分後以降→退屈反応
・待ち合わせ時刻の10分後→電話をかけに行く
※まんべんなく見られた行動は「自己タッチ」

◎さまざまなしぐさ(自己タッチ)の例と効果
・女性が胸に手を当てる→安心感
・頭をかく→安心感
・口を覆ったり、眉に手をやる仕草→ぼかしや自己防衛
・腕組み→おそれや引け目による自己防衛
・腰に手をかけ三角の形をつくる(アームアキンボ―)→おどし

◎「ボディランゲージ解読法」(D・アーチャー)/工藤教授による翻訳
・ボディランゲージ解読は、人々に関する解釈を生み出す能力「社会知能」

お聞きいただきありがとうございました。
交渉学についてより詳しい内容をお知りになりたい方は、
「交渉アナリスト」のサイトをご覧ください。

◎伝える人:安藤雅旺(あんどうまさあき)・株式会社トランスエージェント代表取締役。NPO法人日本交渉協会代表理事。「仁の循環・合一の実現」を理念に、交渉力協働力向上支援事業、BtoB営業マーケティング支援事業などを展開している。
著書:『心理戦に負けない極意(共著)』PHP出版・『中国に入っては中国式交渉術に従え!(共著)』日刊工業新聞社・『交渉学ノススメ(監修)』生産性出版・『論語営業のすすめ』生産性出版

◎聞く人:星野良太・人まず株式会社代表。コピーライター・講師。声の対談メディアWorkTeller主催。
著書:「コロナ時代に、オンラインでコーチングをはじめてみた。」

【運営】
日本交渉学協会/高い交渉力を持ち社会に貢献できる人物を「交渉アナリスト」資格として認定する活動や、交渉力向上に役立つ情報発信、企業や大学、行政機関での交渉力普及のための研修コンテンツの提供などを実施。

【関連資格】
交渉アナリスト/MBAレベルの交渉学の知識と交渉技術を兼ね備えた、交渉の実践者を認定する資格。

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