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人をつなぐ、未来をつなぐ。 トレードオンの交渉学

Vol.35 交渉学 表情分析② 清水建二

交渉とは、ズルいものでも怖いものでもありません。限られた資源を奪い合うのではなく、むしろ大きく育てていく創造的なスキルです。自分と交渉相手、社会とをつなぎゆたかにする、これからの時代の交渉学を知ってみませんか。この番組では、対談形式で身近な事例から交渉の真の価値を皆さまにお伝えしていきます。


交渉学 表情分析② 清水建二

前回に続き、ゲストに表情分析の専門家である清水建二氏をお迎えしてお話を伺います。ビジネス交渉における表情の研究や、清水氏のご経歴とこれからについてお話いただきました。

◎清水建二氏のご経歴
・特定非営利活動法人日本交渉協会特別顧問
・株式会社空気を読むを科学する研究所代表取締役
・防衛省研修講師
・日本顔学会会員

早稲田大学政治経済学部を卒業後、東京大学大学院でメディア論やコミュニケーション論を学ぶ。日本で有数の認定FACS(Facial Action Coding System:顔面動作符号化システム)コーダ―の一人。微表情解読に関する各種資格を持ち、官公庁や企業での研修やコンサルタント活動、犯罪捜査協力などを精力的におこなっている。
番組内での政治家や芸能人の心理分析、刑事ドラマ(「科捜研の女 シーズン16・19」)の監修など、メディア関連の実績多数。
著書:『0.2秒のホンネ 微表情を見抜く技術』(飛鳥新社)、『「顔」と「しぐさ」で相手を見抜く』(フォレスト出版)、『ビジネスに効く 表情のつくり方』(イースト・プレス)、『裏切り者は顔に出る』(中公新書ラクレ)、『一瞬の微表情から心を読む方法』(さくら舎)など。

▼中国大陸からアクセスされている方はこちらからお聴きください。

▼中国大陸以外からアクセスされている方は下記サイトよりお聴きください。

【TODAY’S TOPICS】

◎交渉における表情の研究例
 ・交渉において、怒りの表情は相手の譲歩を引き出しやすいが、継続的な交渉が阻害される
 ・怒りの感情は微表情として表れるため、同意できない項目は我慢せずに話し合う
 ・表情を読み取る能力が高い売り手は、商品をより高く売ることができる

◎清水氏のご経歴
 ・東京大学大学院でメディア・コミュニケーション論を学ぶ
 ・人間の本心があらわれる表情に興味を持ち、FACS(Facial Action Coding System:顔面動作符号化システム)コーダーとなる
 ・教育を通して表情分析における有資格者を10年で100人弱育てる

◎株式会社空気を読むを科学する研究所について
 ・場の空気を読むファシリテーションの名手である社長の言葉から社名を決める
 ・表情に関する暗黙知の見える化をテーマとして事業をおこなう

◎清水氏の今後のテーマ
 ・人間にしかできないこと→熱意(感情)をやり取りする重要性を広めていきたい

<関連コースのご案内>
表情分析プラクティショナー養成オンデマンドコース

お聞きいただきありがとうございました。
交渉学についてより詳しい内容をお知りになりたい方は、
「交渉アナリスト」のサイトをご覧ください。

◎伝える人:安藤雅旺(あんどうまさあき)・株式会社トランスエージェント代表取締役。NPO法人日本交渉協会代表理事。「仁の循環・合一の実現」を理念に、交渉力協働力向上支援事業、BtoB営業マーケティング支援事業などを展開している。
著書:『心理戦に負けない極意(共著)』PHP出版・『中国に入っては中国式交渉術に従え!(共著)』日刊工業新聞社・『交渉学ノススメ(監修)』生産性出版・『論語営業のすすめ』生産性出版

◎聞く人:星野良太・人まず株式会社代表。コピーライター・講師。声の対談メディアWorkTeller主催。
著書:「コロナ時代に、オンラインでコーチングをはじめてみた。」

【運営】
日本交渉学協会/高い交渉力を持ち社会に貢献できる人物を「交渉アナリスト」資格として認定する活動や、交渉力向上に役立つ情報発信、企業や大学、行政機関での交渉力普及のための研修コンテンツの提供などを実施。

【関連資格】
交渉アナリスト/MBAレベルの交渉学の知識と交渉技術を兼ね備えた、交渉の実践者を認定する資格。

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