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人をつなぐ、未来をつなぐ。 トレードオンの交渉学

Vol.31 負けない交渉② 「EQディベート」 高瀬誠

交渉とは、ズルいものでも怖いものでもありません。限られた資源を奪い合うのではなく、むしろ大きく育てていく創造的なスキルです。自分と交渉相手、社会とをつなぎゆたかにする、これからの時代の交渉学を知ってみませんか。この番組では、対談形式で身近な事例から交渉の真の価値を皆さまにお伝えしていきます。


負けない交渉② 「EQディベート」 高瀬誠

前回に引き続き「負けない交渉」と題し、交渉アナリスト1級の高瀬誠氏にお話を聞いていきます。2回目の今回は、高瀬氏が取り組まれている「EQディベート」についてお話を伺います。統合型交渉の実現にも有用な内容です。

◎高瀬 誠 氏のご経歴
・1960年 横浜生まれ横浜育ち
・慶應義塾大学卒業
・大手ドラックストアチェーンに入社し、本部販売促進課に所属、100店舗近くのの開店に携わる
・父の死去に伴い家業を継承するも、債務超過の危機的状況
・唯一の経営資源であった店舗立地を活かす為に飲食業に業態転換
・当時日本最年少(25歳)のモスバーガーオーナーとなる
・現在株式会社ハリウッドEC代表取締役と経営コンサルティング会社での取締役執行役員を兼務
・EQディベート・交渉の研修講師としても活躍中

▼中国大陸からアクセスされている方はこちらからお聴きください。

▼中国大陸以外からアクセスされている方は下記サイトよりお聴きください。

【TODAY’S TOPICS】

・ディベートとは、「特定のテーマの是非」について、「賛成反対の立場」に立ち、「第三者」を説得する議論のこと
・論理的思考、表現技術の訓練として取り入れられてきた民主主義的な教育手法
・扱う問題は3種類:①価値論題 ②事実論題 ③政策論題

◎ディベートの3形式
・アカデミックディベート:アメリカ型・準備研究時間あり
・パーラメンタリーディベート:イギリス型・即興型で議論する
・サブスタンティブディベート:法廷での弁護士と検察のように白黒つける目的

◎ディベートと交渉学の共通点
・人と問題を切り離す
・立場ではなく、利害に焦点を合わせる
・複数の選択肢を用意する
・客観的基準を強調する

・EQとは:心の知能指数(ピーター・サロベイ博士/イェール大学)
・対人関係能力の高さがビジネスでの成功に大きく影響する

◎EQディベートに求められる能力
・ロゴス(論理)とパトス(感情・情熱)を両輪としてエトス(信頼感)を得ていく

◎EQディベートの狙い
・ロジカルシンキングだけでなく、アナロジー(類推)思考や弁証法を訓練し、らせん状に思考を高める経験を深めること

お聞きいただきありがとうございました。
交渉学についてより詳しい内容をお知りになりたい方は、
「交渉アナリスト」のサイトをご覧ください。

◎伝える人:安藤雅旺(あんどうまさあき)・株式会社トランスエージェント代表取締役。NPO法人日本交渉協会代表理事。「仁の循環・合一の実現」を理念に、交渉力協働力向上支援事業、BtoB営業マーケティング支援事業などを展開している。
著書:『心理戦に負けない極意(共著)』PHP出版・『中国に入っては中国式交渉術に従え!(共著)』日刊工業新聞社・『交渉学ノススメ(監修)』生産性出版・『論語営業のすすめ』生産性出版

◎聞く人:星野良太・人まず株式会社代表。コピーライター・講師。声の対談メディアWorkTeller主催。
著書:「コロナ時代に、オンラインでコーチングをはじめてみた。」

【運営】
日本交渉学協会/高い交渉力を持ち社会に貢献できる人物を「交渉アナリスト」資格として認定する活動や、交渉力向上に役立つ情報発信、企業や大学、行政機関での交渉力普及のための研修コンテンツの提供などを実施。

【関連資格】
交渉アナリスト/MBAレベルの交渉学の知識と交渉技術を兼ね備えた、交渉の実践者を認定する資格。

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