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人をつなぐ、未来をつなぐ。 トレードオンの交渉学

Vol.25 グローバル交渉研究④ インド編

交渉とは、ズルいものでも怖いものでもありません。限られた資源を奪い合うのではなく、むしろ大きく育てていく創造的なスキルです。自分と交渉相手、社会とをつなぎゆたかにする、これからの時代の交渉学を知ってみませんか。この番組では、対談形式で身近な事例から交渉の真の価値を皆さまにお伝えしていきます。


グローバル交渉研究④ インド編

今回から2回にわたり、グローバル交渉研究/インド編として、インドにおける交渉について扱っていきます。本田技研工業株式会社ご出身の藤崎様をゲストとしてお迎えし、今回はインドでの体験を交渉観点からお話いただきます。

◎藤崎照夫氏のご経歴
1946年/台湾新竹にて誕生
1968年/早稲田大学第一商学部卒業
1972年/本田技研入社
1986~1989年/南西アジア課長
1989~1992年/インド二輪合弁会社Hero Honda共同社長
1992~1996年/本社中南米中近東アフリカ四輪部長
1996~2002年/インド四輪製造販売合弁会社初代社長
2002~2005年/台湾四輪製造販売会社初代社長・会長
2006年1月/本田技研を定年退職
2006~2009年/インド・ビジネスセンターアドバイザー
2009~現在/株式会社サンアンドサンズ顧問、株式会社ネクスト・マーケット・リサーチ顧問、興国インテック株式会社顧問などを務め、主にインドへの進出企業へのコンサル業務、講演、赴任前研修を実施している。

▼中国大陸からアクセスされている方はこちらからお聴きください。

▼中国大陸以外からアクセスされている方は下記サイトよりお聴きください。

【TODAY’S TOPICS】

・80年代半ばのインドは第一次自由化の流れもあり、労使間トラブルが多発
・Hero Hondaの駐在責任者として現地でストライキを3か月経験
・国の経済状況や業界の動向など前提となる共通認識を持たない点が特徴的
・直接の交渉だけでなく、地域の市長や町長、家族にも協力を依頼し間接的にも交渉を続けた
・ストライキ終結後、労働者に対する保護の厚い社会情勢の中でも、裁判を経て責任を取ってもらった
・当時インド三悪と呼ばれた高い欠勤率・部品欠品・頻繁な停電
・逆風の環境下でも事業計画を作成し、最後のタイミングまで達成を目指した
・目標を達成したことで、労使間でPDCAの重要性の共通認識ができ、自信も生まれた
・この取り組みがターニングポイントとなり、30万台、50万台、100万台の生産体制につながった

お聞きいただきありがとうございました。
交渉学についてより詳しい内容をお知りになりたい方は、
「交渉アナリスト」のサイトをご覧ください。

◎伝える人:安藤雅旺(あんどうまさあき)・株式会社トランスエージェント代表取締役。NPO法人日本交渉協会代表理事。「仁の循環・合一の実現」を理念に、交渉力協働力向上支援事業、BtoB営業マーケティング支援事業などを展開している。
著書:『心理戦に負けない極意(共著)』PHP出版・『中国に入っては中国式交渉術に従え!(共著)』日刊工業新聞社・『交渉学ノススメ(監修)』生産性出版・『論語営業のすすめ』生産性出版

◎聞く人:星野良太・人まず株式会社代表。コピーライター・講師。声の対談メディアWorkTeller主催。
著書:「コロナ時代に、オンラインでコーチングをはじめてみた。」

【運営】
日本交渉学協会/高い交渉力を持ち社会に貢献できる人物を「交渉アナリスト」資格として認定する活動や、交渉力向上に役立つ情報発信、企業や大学、行政機関での交渉力普及のための研修コンテンツの提供などを実施。

【関連資格】
交渉アナリスト/MBAレベルの交渉学の知識と交渉技術を兼ね備えた、交渉の実践者を認定する資格。

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